キングダム ハーツ ファイナルミックス レビュー

ゲーム日記
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中流サラリーマンの並平(ナミペイ)です。

今回はPS4のキングダムハーツ3本セット『KINGDOM HEARTS INTEGRUM MASTERPIECEPS』から「キングダム ハーツ ファイナルミックス」をレビューしたいと思います。

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キングダムハーツのシリーズ構成もよく知らずに3本セットを買ったら、こんなに同梱されているとは…。長い道のりになりそうですが、上から順番にレビューしていきたいと思います。

ということで第1作目「キングダムハーツファイナルミックス」レビューします。


ディズニーキャラクターの魅力は不滅

PS4版『キングダムハーツ ファイナルミックス』は、今プレイしても色あせない魅力を持った一本でした。ソラ・リク・カイリの関係性を軸に、世界が闇に侵食されていく物語はテンポよく進み、キャラクターたちの心情描写も丁寧で感情移入しやすい構成になっています。

ディズニー作品の世界を巡る展開も自然で、それぞれのワールドが持つ雰囲気やストーリーがしっかり作り込まれています。アラジンやアリスなど、馴染みあるキャラクターとの共演は作品の大きな魅力で、冒険している実感が強く味わえました。

ディズニー作品が好きな方や、ファイナルファンタジーシリーズをプレイしたことがある方にも、おすすめできる一本です。


音楽のクオリティが作品全体を支えている

下村陽子さんによるBGMはどれも印象的で、「Hollow Bastion」とかはなんとも荘厳な雰囲気をよく醸し出していました。下村陽子さんは、ストリートファイターⅡやスーパーマリオRPGなど多くの人気ゲームの音楽を提供されています。

そして、やはり 宇多田ヒカルさんのテーマソング「光」 の存在感が圧倒的です。
オリジナル販売当時はゲームのテーマソングとは知らず、J-POPとして聴いていたので、ゲームのストーリーと自分のノスタルジーが混然一体となって、ひたすら切なかったです。


バトルは爽快だが、やや単調

一方で気になった点が、バトルの単調さです。攻撃・回避・魔法といった基本アクションはしっかり揃っているものの、戦闘が似たようなパターンになりやすく、特にザコ戦では単調さが目立ちました。

アビリティや魔法のバリエーションはあるものの、それを積極的に求められる場面はあまり多くなく、ある程度は攻撃を連打するだけでゴリ押せてしまうので、ボス以外は大きな盛り上がりに欠ける印象です。


カメラ挙動にクセ有り、画面酔いに注意

私の三半規管が老化しているせいもあるのでしょうが、カメラの挙動にクセが有りかなり強い画面酔いがありました。

特に狭いフィールドでの戦闘では視点が急に切り替わることがあり、この跳ねるような視点の変化がとても苦手でした。

他にも、きわどい位置にある宝箱を何回もジャンプ失敗しながら取りにいかなきゃいけなかったり、うっかり夢中になると立ち上がれないぐらいのクラクラで苦しみました。

カメラの挙動に違和感を感じたひとは、適度に休憩をとりながらプレイしたほうがいいと思います。


グミシップのカスタマイズが難しい

本作の特徴的な要素として「グミシップ」があります。ワールド間を移動するたびに、宇宙空間を飛ぶシューティングのミニゲームが挟まれています。

グミパーツを組み合わせて自分好みの機体を作れるのですが、なかなか複雑で、宇宙船っぽさは諦めて、とにかく付けれるところに武器を付けまくって、なんとか最後まで乗り切りました。

ゲームそのものは、シューティング苦手な私でもなんとかクリアできる程度で、特に苦痛に感じるということはなかったです。


まとめ:古くても色褪せない魅力を持つアクションRPG

PS4版『キングダムハーツ ファイナルミックス』は、ストーリーと音楽が非常に強く、ディズニーとFFのキャラクターたちが織りなす“夢の共演”を最大限に楽しめる作品でした。

一方で、バトルとグミシップにはやや古さや単調さがあるものの、それを補って余りある魅力が随所に詰まっています。

「ディズニー映画が好き」「FFキャラが好き」
――そんな方にぜひ手に取ってほしい一本だと感じました。